一方に一時停止規制ある場合カテゴリの記事一覧

信号機のない交差点での出合い頭(11) B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合 その4

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合
重過失がある場合
Aに重過失がある場合A60%:40%B
Bに重過失がある場合A20%:80%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−11−(4)
信号機のない交差点での出合い頭(11)
一時停止の標識がありBが一時停止後交差点に進入した場合 その4
重過失がある場合

    Aに重過失がある場合

    A60%:40%B

    に重過失がある場合 
       
    A20%:80%B

※重過失」とは、「著しい過失」よりも更に重い「故意」に比肩する重大な過失をいう。
   例えば、
    @酒酔い運転
    A居眠り運転
    B無免許運転
    Cおおむね30km以上の速度違反
    D過労、病気および薬物の影響その他の理由により、
     正常な運転ができないおそれがある場合
    などが考えられる。

Bが一時停止をしてから、左右をみてAの接近を認めたが、
その速度と距離の判断を誤って、低速度で交差点に先入し、
減速しなかったAに衝突されるという事故態様は極めて多い。

このような場合には、Bを具体的に認知できたAにも
相当の過失が認められることから、
修正要素による調整に止めることなく、別個に基準を設け
このような場合の基本をA40%:60%とした。

それぞれの加算修正は20%




※徐行とは、車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
  (道路交通法20条1項20号)10km/h以下と思われる。

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)





信号機のない交差点での出合い頭(11) B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合 その3

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合
著しい過失がある場合
Aに著しい過失がある場合A50%:50%B
Bに著しい過失がある場合A30%:70%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−11−(2)
信号機のない交差点での出合い頭(11)
一時停止の標識がありBが一時停止後交差点に進入した場合 その3
著しい過失がある場合

    Aに著しい過失がある場合

    A50%:50%B

    Bに著しい過失がある場合 
       
    A30%:70%B

※「著しい過失」とは、事故態様ごとに通常想定されている程度(基本)
    を超えるような過失をいう。
   例えば、
    @わき見運転等前方不注視の著しい場合
    A著しいハンドル・ブレーキ操作不適切
    B携帯電話等の通話装置を通話のため使用したり
    Cカーナビやテレビ等画像を注視しながら運転すること、
    Dおおむね時速15km以上30km未満の速度違反
    E酒気帯び運転
    などが考えられる。


Bが一時停止をしてから、左右をみてAの接近を認めたが、
その速度と距離の判断を誤って、低速度で交差点に先入し、
減速しなかったAに衝突されるという事故態様は極めて多い。

このような場合には、Bを具体的に認知できたAにも
相当の過失が認められることから、
修正要素による調整に止めることなく、別個に基準を設け
このような場合の基本をA40%:60%とした。

過失修正は10%




※徐行とは、車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
  (道路交通法20条1項20号)10km/h以下と思われる。

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(11) B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合 その2

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合
Bが大型車の場合の過失割合
A35%:65%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−11−(2)
信号機のない交差点での出合い頭(11)
一時停止の標識がありBが一時停止後交差点に進入した場合 その2

Bが大型車の場合

A35%:65%B

Bが一時停止をしてから、左右をみてAの接近を認めたが、
その速度と距離の判断を誤って、低速度で交差点に先入し、
減速しなかったAに衝突されるという事故態様は極めて多い。

このような場合には、Bを具体的に認知できたAにも
相当の過失が認められることから、
修正要素による調整に止めることなく、別個に基準を設け
このような場合の基本をA40%:60%とした。

そして、大型車は、
交差点を大きく閉塞し、事故により相手方車両
に大きい被害を生じさせるから、注意義務が高いものと評価
し、
Aが減速しBが減速しなかった場合の基本をA40%:60%Bとし、
Bに5%の加算修正をした。


※徐行とは、車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
  (道路交通法20条1項20号)10km/h以下と思われる。

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(11) B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合 その1

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
基本
A40%:60%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Bが一時停止後交差点に進入した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−11−(1)
信号機のない交差点での出合い頭(11)
一時停止の標識がありBが一時停止後交差点に進入した場合 その1

基本

A40%:60%B

Bが一時停止をしてから、左右をみてAの接近を認めたが、
その速度と距離の判断を誤って、低速度で交差点に先入し、
減速しなかったAに衝突されるという事故態様は極めて多い。

このような場合には、Bを具体的に認知できたAにも
相当の過失が認められることから、
修正要素による調整に止めることなく、別個に基準を設け
このような場合の基本をA40%:60%とした。


※徐行とは、車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
  (道路交通法20条1項20号)10km/h以下と思われる。

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(10) B側に一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その4

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
重過失がある場合
Aに重過失がある場合A30%:70%B
Bに重過失がある場合A0%:100%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−10−(4)
信号機のない交差点での出合い頭(10)
一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その4
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。
重過失がある場合

速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

    Aに重過失がある場合

    A30%:70%B

    に重過失がある場合 
       
    A10%:90%B

※重過失」とは、「著しい過失」よりも更に重い「故意」に比肩する重大な過失をいう。
   例えば、
    @酒酔い運転
    A居眠り運転
    B無免許運転
    Cおおむね30km以上の速度違反
    D過労、病気および薬物の影響その他の理由により、
     正常な運転ができないおそれがある場合
    などが考えられる。
基本をA10%:90%Bとし、それぞれに20%の加算修正をした。著しい過失がある場合

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(10) B側に一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その3

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
著しい過失がある場合
Aに著しい過失がある場合A20%:80%B
Bに著しい過失がある場合A0%:100%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−10−(3)
信号機のない交差点での出合い頭(10)
一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その3
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。
著しい過失がある場合

速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

    Aに著しい過失がある場合

    A20%:80%B

    に著しい過失がある場合 
       
    A0%:100%B

※「著しい過失」とは、事故態様ごとに通常想定されている程度(基本)
    を超えるような過失をいう。
   例えば、
    @わき見運転等前方不注視の著しい場合
    A著しいハンドル・ブレーキ操作不適切
    B携帯電話等の通話装置を通話のため使用したり
    Cカーナビやテレビ等画像を注視しながら運転すること、
    Dおおむね時速15km以上30km未満の速度違反
    E酒気帯び運転
    などが考えられる。



車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(10) B側に一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その2

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
Bが大型車の場合の過失割合
A5%:95%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−10−(2)
信号機のない交差点での出合い頭(10)
一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その2
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。

Bが大型車の場合

A5%:95%B

大型車は、交差点を大きく閉塞し、事故により相手方車両
に大きい被害を生じさせるから、注意義務が高いものと評価
し、
Aが減速しBが減速しなかった場合の基本をA10%:90%Bとし、
Bに5%の加算修正をした。


車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(10) B側に一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その1

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合
基本
A10%:90%B


損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速しBが減速しなかった場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−10−(1)
信号機のない交差点での出合い頭(10)
一時停止の標識がありAが減速しBが減速しなかった場合 その1
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。

基本

A10%:90%B

なお、Aが徐行し、Bが減速しなかった場合は
A0%:100%B
と考えるのが相当である。
※徐行とは、車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう。
  (道路交通法20条1項20号)10km/h以下と思われる。

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(9) B側に一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その4

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合
重過失がある場合
Aに重過失がある場合A50%:50%B
Bに重過失がある場合A10%:90%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合
           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−9−(3)
信号機のない交差点での出合い頭(9)
一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その4
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。
重過失がある場合

速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

    Aに重過失がある場合

    A50%:50%B

    に重過失がある場合 
       
    A10%:90%B

※重過失」とは、「著しい過失」よりも更に重い「故意」に比肩する重大な過失をいう。
   例えば、
    @酒酔い運転
    A居眠り運転
    B無免許運転
    Cおおむね30km以上の速度違反
    D過労、病気および薬物の影響その他の理由により、
     正常な運転ができないおそれがある場合
    などが考えられる。
基本をA30%:70%Bとし、それぞれに20%の加算修正をした。

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(9) 一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その3

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合
著しい過失がある場合
Aに著しい過失がある場合A40%:60%B
Bに著しい過失がある場合A20%:80%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−9−(3)
信号機のない交差点での出合い頭(9)
一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その3
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。

著しい過失がある場合

速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

    Aに著しい過失がある場合

    A40%:60%B

    に著しい過失がある場合 
       
    A20%:80%B

※「著しい過失」とは、事故態様ごとに通常想定されている程度(基本)
    を超えるような過失をいう。
   例えば、
    @わき見運転等前方不注視の著しい場合
    A著しいハンドル・ブレーキ操作不適切
    B携帯電話等の通話装置を通話のため使用したり
    Cカーナビやテレビ等画像を注視しながら運転すること、
    Dおおむね時速15km以上30km未満の速度違反
    E酒気帯び運転
    などが考えられる。



車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(9) B側に一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その2

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合
大型車の場合の過失割合
Aが大型車の場合A35%:65%B
Bが大型車の場合A25%:75%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−9−(2)
信号機のない交差点での出合い頭(9)
一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その2
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。

大型車の場合

    Aが大型車の場合

    A35%:65%B

    Bが大型車の場合 
       
    A25%:75%B

大型車は、交差点を大きく閉塞し、事故により相手方車両
に大きい被害を生じさせるから、注意義務が高いものと評価
し、
Aが減速せずBが減速した場合の基本をA30%:70%Bとし、
それぞれに5%の加算修正をした。


車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(9) B側に一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その1

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合
基本
A30%:70%B


損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、Aが減速せずBが減速した場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−9−(1)
信号機のない交差点での出合い頭(9)
一時停止の標識がありAが減速せずBが減速した場合 その1
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

減速とは
 法定の徐行の程度に達している必要はない。
 当該道路を通行する車両の通常の速度(制限速度規制が参考になる)
 より明らかに減速していることを意味する。
 
 一般に40km/h制限の場所ではおおむね20km/hまで減速しないと
 「減速」とは言わない。
 40km/h制限の場所で60km/hから30km/hに減速しただけでは
 「減速」とは言わない。


基本

A30%:70%B

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(8) B側に一時停止の標識がありABの速度が同程度の場合 その4

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合
重過失がある場合
Aに重過失がある場合A40%:60%B
Bに重過失がある場合A0%:100%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−8−(4)
信号機のない交差点での出合い頭(8)
一時停止の標識がありAB同程度の速度の場合 その4
重過失がある場合

速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

    Aに重過失がある場合

    A40%:60%B

    Bに重過失がある場合 
       
    A0%:100%B

※重過失」とは、「著しい過失」よりも更に重い「故意」に比肩する重大な過失をいう。
   例えば、
    @酒酔い運転
    A居眠り運転
    B無免許運転
    Cおおむね30km以上の速度違反
    D過労、病気および薬物の影響その他の理由により、
     正常な運転ができないおそれがある場合
    などが考えられる。
基本のA20%:80%Bとし、それぞれに20%の加算修正をした。


車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(8) B側に一時停止の標識がありABの速度が同程度の場合 その3

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合
著しい過失がある場合
Aに著しい過失がある場合A30%:70%B
Bに著しい過失がある場合A10%:90%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−8−(3)
信号機のない交差点での出合い頭(8)
一時停止の標識がありAB同程度の速度の場合 その3
著しい過失がある場合

速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

    Aに著しい過失がある場合

    A30%:70%B

    に著しい過失がある場合 
       
    A10%:90%B

※「著しい過失」とは、事故態様ごとに通常想定されている程度(基本)
    を超えるような過失をいう。
   例えば、
    @わき見運転等前方不注視の著しい場合
    A著しいハンドル・ブレーキ操作不適切
    B携帯電話等の通話装置を通話のため使用したり
    Cカーナビやテレビ等画像を注視しながら運転すること、
    Dおおむね時速15km以上30km未満の速度違反
    E酒気帯び運転
    などが考えられる。
基本のA20%:80%Bとし、それぞれに10%の加算修正をした。


車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(8) B側に一時停止の標識がありABの速度が同程度の場合 その2

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合
大型車の場合の過失割合
Aが大型車の場合A25%:75%B
Bが大型車の場合A15%:85%B

損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−8−(2)
信号機のない交差点での出合い頭(8)
一時停止の標識がありAB同程度の速度の場合 その2
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

大型車の場合

    Aが大型車の場合

    A25%:75%B

    Bが大型車の場合 
       
    A15%:85%B

大型車は、交差点を大きく閉塞し、事故により相手方車両
に大きい被害を生じさせるから、注意義務が高いものと評価
し、
基本をA20%:80%Bとし、それぞれに5%の加算修正をした。


車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



信号機のない交差点での出合い頭(8) B側に一時停止の標識がありABの速度が同程度の場合 その1

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合
基本
A20%:80%B


損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める
状況:B側に一時停止の標識があり、AB同程度の速度の場合

           
        │    │
        │    │
─────┘    └─────
 ┌─┨→
 └─┨→  ×
  A        ←┠─┐ 
           ←┠─┘
─────┐↑↑  ┌─────
一時停止▼│      │ 
      ││┯┯  │ 
        │││  │  
        │└┘  │
        │B     
        │        
1−8−(1)
信号機のない交差点での出合い頭(8)
一時停止の標識がありAB同程度の速度の場合 その1
速度について
 ここでの速度は交差点に進入するときの速度をいう

基本

A20%:80%B

車両等は、一時停止標識の設けられた交差点では、
道路標識等による停止線の直前で一時停止しなければならない
また、一時停止した車両等は交差道路を通行する車両等の進行を
妨げてはならない
(道路交通法43条参照)

 したがって、交差点の形状により停止線に停止したのでは
左右の確認ができないときは
更に、徐行発進しつつ左右の安全を確認しなければならない。

また、一時停止をしても、左右の安全確認を怠り
もしくは、それが十分でなく
または、交差道路を進行する車両の速度等に対する判断の誤りから、
進行する車両との衝突事故を起こした場合には、
一時停止の規制がある側(本件ではB側)が不利に扱われることになる。

 なお、一方に赤色灯火の点滅があり、他方に黄色灯火の点滅がある場合も
本基準による。

※道路交通法(指定場所における一時停止)
 第四十三条  車両等は、交通整理が行なわれていない交差点
 又はその手前の直近において、
 道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、
 道路標識等による停止線の直前
(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)
 で一時停止しなければならない。
 この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、
 交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。
   (罰則 第百十九条第一項第二号、同条第二項)

参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)



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