A側に押しボタン式歩行者用信号青色表示(車両用信号なし)と、B側に車両用信号赤色表示の交差点での事故 その1

状況図はここをクリック

自動車保険の加入者が自動車事故を起こした場合の過失割合を解説する。
A側には歩行者用信号しかなく歩行者用信号が青で、B側には車両用信号がある場合で、
B側の車両用信号が赤であった場合
基本
A30%:70%B


損害保険会社の事故処理担当者はここからスタートして交渉を始める

1−13−(1)
基本

A30%:70%B

1.交差点のうち、比較的交通量が少ない場所では、一方の信号が常時青色表示であり、
  横断歩行者が歩行者専用の押しボタン式信号機を操作したときのみ
  車両用信号が赤色表示になる交差点がある。

2.このような交差点では、Bは対面する信号に規制されるが、
  A側には車両用信号がないので(歩行者用信号であるから歩行者のみが規制される)、
  Aは信号には何ら規制されないことになる。

3.したがって、A側からみれば、本件交差点は信号機により交通規制が行われていない
  交差点と解され、対面する信号機がないことになるので、
  Aは、信号の表示のいかんにかかわらず、直進はもとより、右折も左折も可能である。

4.ところで本件のような交差点では、A側に一時停止の標識が設けられているのが通常である。
  とすれば、「一方に一時停止がある場合」(こちらを参照されたい)に準拠する余地も
  ないわけではない。

5.しかし、A側の歩行者専用の信号が青であれば、B側の車両専用信号は赤であるから、
  Aとしては、赤信号のBが交差点に進入してくることはないと信頼するのが通常である
  と考えられ、この信頼は法的に保護されるべきものと考えるのが相当である
  (東京高裁判H15.6.19、東京地裁判H14.11.28
   交民集35巻6号1598頁参照)。

そこで、本件の場合、Aが一時停止を無視しても基本はA30%:70%Bとした。


参考文献:「別冊判例タイムズ 第16号 民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」
       東京地裁民事交通訴訟研究会 編 (判例タイムズ社 刊)





この記事へのコメント
小島義雄の腹筋を見て、お笑い芸人ではなく、本当はアスリートではないだろうかと、思ってしまう今日この頃です。
Posted by 指原莉乃水着 at 2013年06月18日 19:32
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